手作りコスメでしみ・しわ改善

シルク化粧水

繭玉に含まれている「セリシン」を配合したシルク化粧水。
このセリシンは、シミやシワ、アトピーにも効果があります。

 

絹糸工場で繭玉を扱っている人の手が白く美しいことは知られていましたが、
当時は、なぜそのような現象が起きているのかは分りませんでした。
絹の表面を覆うたんぱく質の一種であるセリシンが発見されたのは1865年ですが、
そのセリシンに強力な抗酸化作用があることが分ったのは、つい最近です。

 

活性酸素は老化の原因になります。
紫外線や環境化学物質、ストレスなどによって大量に発生する活性酸素は、
私たちの体内に元から存在する金属イオンが大きく関わっています。
セリシンの抗酸化作用とは、この金属イオンとキレート結合し、
その働きを抑制してしまうところにあります。

 

細胞内の脂肪を酸化させてしまう活性酸素も、
メラニン色素の合成を促進させる酵素チロシナーゼも、
金属イオンである銅イオンによって活性化されます。

 

ですから、セリシンをスキンケアに利用することで、
銅イオンの作用を抑え、シミやシワの原因である活性酸素や、
シミと黒ずみの原因であるメラニンから肌を守ることが可能になります。

 

マウスを使った皮膚がんの実験からは、
セリシンが細胞を修復する働きがある事も確認されています。
そのメカニズムは分っていませんが、
いずれは傷の修復など、医療現場でも活用されると思います。

 

実際、セリシンで加工された布地の衣類や、車のシートに
アトピー改善効果があることに注目が集まり、開発も進んでいます。

シルク化粧水の作り方

材料: 繭玉15個、精製水500ml、重曹ひとつまみ、グリセリン小さじ2分の1

 

(1) 繭玉をハサミで細かくきります。
   繭の中からさなぎを取り出し、捨てます。

 

(2) ボウルにたっぷりの水をはり、(1)を入れてよく揉み洗いし、
   汚れを落とします。

 

(3) 鍋に(2)と精製水、重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れます。

 

(4) (3)をそのまま火にかけ、煮立ったら弱火にして蓋をして、
    時々かき混ぜながら30分煮ます。

 

(5) シルクが綿状にとけてきます。
    30分煮たら、煮汁を氷水に当ててよく冷まします。

 

(6) 冷めたら、シルクを絞って成分を取り出し、
   搾り出したシルクの煮汁に、うるおい成分であるグリセリンを加えてよくかき混ぜます。

 

(7) 100ml程度の密閉容器に(6)を移したら出来上がりです。

 

*シルク化粧水は、冷蔵庫に保存し、一週間で使い切りましょう。
*朝・晩の洗顔後、要期を軽く振って500円玉大を手やコットンにとり、肌に馴染ませます。
* 繭玉の入手が難しい場合は、インターネットで検索して、
 通信販売で購入することができます。